今年ももうすでに、夏は終わりを迎え、徐々に過ごしやすい気温になってきました。
セミの鳴き声を聞こえない時期になると、夏が終わったなーと感じます。
さて、今回の話題は、セミについてです。
セミの寿命というのは、幼虫の期間を土の中で数年〜十数年過ごし、地上に出て羽化してからは1週間で命を終えるというのが、今まで聞いてきた定説でした。
それがどうやら違うそうです。
調べて見ると、2019年、当時高校生だった植松蒼さんがセミの寿命1週間説を否定する調査結果を出したことで学会で表彰をされていたそうです。
植松さんは、2016年の7月から9月の期間、捕まえたセミにマーキングを施してからリリースし、後日また捕まえるという手法で生存期間を調べていったそうです。
捕まえたセミの数、なんと863匹。15匹を再捕獲、再々捕獲できたのは4匹とのことでした。
調査の結果、アブラゼミは32日間、ツクツクボウシは26日間、クマゼミで15日間というのが、確認できた最長生存期間だったそうです。
アブラゼミは1ヶ月は生きるのですね。すごい!
こういう身近なことに疑問を持って、情熱を持って調べることができる人は本当にすごいと思います。
ということで、今後は、セミは1ヶ月は生きる可能性があるということを知って夏を楽しむことにします。