ハトブログ

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血液型によって新型コロナの感染リスクが違う!?

今回は、血液型別の新型コロナ感染リスクについて、ニュースをみて気になったので、少しばかり調べてみました。

 

新型コロナウイルス(COVID-19)は、2019年末より感染が世界中に広がり、現在も問題となっています。

日本でも夕方のニュースでは必ずと言っていいほど感染者数の報告があるので、意識せざるを得ないというのが現状です。

 

さて、2020年3月には、中国・南方科技大学の研究グループの報告で、武漢と上海の新型コロナウイルス感染症患者2137名を分析した結果、A型の罹患リスクが高く、それに比べるとO型の罹患リスクは低いということが、未査読の論文ながら報告されていました。

 

また、最近では、日本の慶應大などの研究グループの調査でも、A型・B型の人に比べて、O型の人は重症化リスクが約0.8倍であるが、AB型の人では重症化リスクが1.4倍に上がっていることがわかったそうです。

 

その他、色々な国の研究グループでもこの辺りのことは調査されているそうです。

ここまで差が出れば何か血液型と新型コロナウイルスの感染リスクとの間に関係がありそうです。

 

「ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)」というウイルスの受容体に、ウイルスが結合し人体に侵入することがわかっており、その受容体への結合を「抗A型抗体」が阻害するそうです。

その、抗A型抗体は、O型やB型にはありますが、A型やAB型には存在しないので、今のところ、理由としてはこれが要因ではないかと考えられています。

 

また、他の血液型に比べてO型は血栓ができにくいということも言われており、これは血液凝固因子が少ないからだそうです。

 

このため、O型は重症化しづらいと言われているようです。

 

こうなると、O型はいいことづくめじゃないか!という声もありそうですが、調べて見るとそうでもないようです。

先ほどの、血液凝固因子が少ないということは、血管内においては病気の発症リスクが下がる方向につながりますが、いざ出血した際には話が別です。

 

そうです。怪我をした場合に他の血液型よりも血が止まりにくいのです。つまり、事故などで大きな外傷を負った際に、他の血液型の人よりも失血死する可能性が高くなるようです。

実際に、入院が必要となるような大きな怪我をした患者を調べた研究では、O型の人は他の血液型の人よりも死亡率が高くなる、といった研究結果もあるそうなので、O型の方は怪我にだけはご用心ください。