懐かしの図書券
前回、金券ショップについての記事を書きました。
そこで、図書カードを買って本をお得に買っていたことを書きました。
図書カードのことを書いて思い出したことがあります。
それは図書カードがかつて紙の券だったということ。まだ「全国共通図書券」と呼ばれていた時のことです。
その中でも私が思い出したのは、平安時代っぽい女性が描かれた五百円の図書券です。
かつて図書券を発行していて、現在は図書カードNEXTなどを販売している日本図書普及株式会社さんのHPを見ると、かつて発行されていた図書券のコーナーに私が思い出した図書券も載っていました。
昭和61年から平成17年までの間に発行されていたものです。
https://www.toshocard.com/corporate/ticket_publish.html
図書券の表紙の女性のモデルは・・・?
最近こんなことがありました。
友人と話している時に、ふとこの話題を持ち出しました。
私「そういえば昔は図書券って使ってたよな。表紙に紫式部が描かれているやつ」
友「あー懐かしいな。そういえば使ってたわ。あれ?清少納言ちゃうかったっけ?」
私&友「?」
となり、2人とも表紙の平安女性に対して異なる認識を持っていることがわかりました。
その場で、ググってみると、あの女性は紫式部だという派閥と清少納言だという派閥があるらしいことがわかりました。
さらにYahoo!知恵袋を見ると、あれは紫式部でも清少納言でもなく平安時代の女流文学をテーマにしたもので、 特にモデルはいないのですよ、というのがベストアンサーとして掲載されていたりします。が釈然としません。
気になって仕方がなかった私はこの件を発行元に問い合わせることにしました。
発行元に問い合わせて答えが判明
発行元である日本図書普及株式会社さんにメールで問い合わせてみると、すぐに返信がきました。
以下いただいた返信メールから抜粋します。
"描かれている女性につきましては、特定の個人のモデルはありません。ただし、紫式部や清少納言のような平安時代の女流作家をイメージして制作しております。"
とのことです。どうやら知恵袋のベストアンサーの通り、特定のモデルはいないとのことでした。
多くの人にとってはどうでもいいことかもしれませんが、私たちのようにふと思い出して答えが気になってしまった方のためになればいいなと思います。