ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

初対面の人同士の待ち合わせに出くわした件

カフェ

 

気になる人間違い

 

先日、仕事と仕事の合間に時間があったので、駅前のカフェに入りノートを広げ書き物をしていました。すると、程なくしてスーツ姿の60代くらいの男性から声をかけられました。

 

「あの、すみませんが、星野さんですか?」

 

もちろん私の苗字は星野でもないし、誰かと約束をした覚えもないので、いいえ違いますという答えをしました。

 

その男性は星野さんという方と待ち合わせをしていたのでしょうか?

お店の外に出たりして人を探しているようでした。

 

お昼過ぎの店内には、女性の二人連れか、カップルしかおらず、見る限り男性一人でいるのは私だけでした。

まーこんなこともあるだろうなと思い、手元のノートに目を落として作業の続きをします。

 

それから15分ほど経ってから、今度は別の男性(50代くらい?)から声をかけられました。

 

「あのー、すみません。星野さんではないでしょうか?」

 

再び、星野さんと間違われています。あっ違いますよ、と答える私。

すみませんと言い残して、その男性はキョロキョロと店内を人を探して歩いています。

 

2度同じ人に間違われたので、今度は私の方が気になってしまい、しばらくその男性を目で追っていました。

 

隣に座っていた二人連れの女性たちも、隣で私が短時間に2度も人間違いされているので気になったらしく、会話が止まり完全に視線で男性を追っているのがわかります。

 

その男性は、ひとしきり店内を探すと、店の外に出て最初に声をかけてきた男性と話していました。

男性たちの格好からして、見知らぬ星野さんという人物は、この人たちがこれから始めて会うクライアントか取引先の相手なのだろうなと思いました。

 

おそらく「駅前のカフェで○時に待ち合わせ」という約束だったのでしょう。

 

彼らと星野さんとの出会いを見届けたくなり、後半は作業そっちのけで彼らの動向をガン見していたのですが、次の仕事の時間が差し迫っていたこともあり、残念ながら星野さんとの出会いを見届ける前に店を出ました。

 

駅前の交差点

 

店を出てから駅前の交差点を渡るべく信号待ちをしていると、今度はスマホを片手に持った女性から声をかけられます。

 

「すみません。〇〇さんですか?(〇〇の部分は男性のニックネームのようですが、よく聞き取れず)」

 

この日はよく人間違いされる日でした。違いますよ、と答えました。

 

ちょうど日除けのために建物の軒下で信号待ちしていたのが、待ち合わせをしている人のように見えたようです。

 

いつもでしたらそのまま立ち去るのですが、今回は先ほどの星野さんの件があったので、見届け欲と言いますか、このまま自分が間違われた人を見ずにはいられなくなっていました。

 

その女性に「どなたかと待ち合わせですか?」と尋ねます。

女性はこの辺りの土地に不慣れだったようなので、待ち合わせ場所を聞くと、それは今いる建物ではなく信号を渡った先の建物でした。

 

自分の行き先と同じ方向だったので、あちらの建物のようですねと伝え、信号を一緒に渡りました。

 

渡った先の建物の下に近づくと、女性が「あっ、〇〇さん!」と男性を見つけて手を振りました。

女性の視線の先で手を振り返した男性を見ると、背格好を含めて雰囲気が私にそっくりな人でした。

 

お二人の格好からして仕事の関係ではなさそうだったので、おそらくこの男女は、マッチングアプリか何かで知り合った人同士なのでしょう。

多分、メッセージのやりとりだけして(写真は見ていたのかもしれないけど)実際に会うのは今回が初めてだったのだと推測しました。

 

それにしても男性の感じが私と似ていたなー。あれだけ雰囲気が似ていたら、私と間違えるのも無理はないかもと思いました。

 

初対面同士の男女の出会いを無事に見届けた私は、いつもよりスッキリした気分で次の仕事に向かうことができました。