ハトブログ

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今年の「R-1グランプリ2022」決勝戦が大成功した理由と改善してほしい点

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R-1グランプリ2022決勝が終わりました

 

3月6日の20時から「Rー1グランプリ2022」の決勝戦がフジテレビで放送されていました。

 

今回はその感想を書きます。

 

お笑いの素人ゆえにトンチンカンな意見かもしれませんが、いちファンの目線から見た感想です。

 

今回のR-1グランプリは、20回目の開催ということでこの大会自体にとって節目の年でした。

 

今年の決勝戦では、昨年と違って出場者は8名に減り(昨年は10名)、最終決勝進出者は2名(昨年は3名)で争われることになりました。

 

上記の変更は、昨年の決勝戦の放送で時間が押してしまったことへの対策だと考えられます。

そのおかげか今年の放送は、審査員のコメントも聞けてとても見やすかったと思います。

 

優勝者は、「お見送り芸人しんいち」さんでした。

 

今回のRー1グランプリが上手く行ったワケ

今回のRー1グランプリ決勝戦、放送を見ていて大成功だなと感じたわけですが、それにはいくつかの理由が考えられると思います。

 

成功につながった理由と改善してはどうかと思ったことの両方を分けて書きます。

 

成功の理由として考えられる点

・審査員の人選

 

・全員のネタがそれぞれ面白かった

 

・進行のテンポ

 

改善してはどうかと思った点

・最終決勝へ進む人数

 

まず、成功の理由一つ目です。

 

審査員の人選が最適だったことです。

 

Rー1グランプリというのは、Mー1グランプリやキングオブコントといった「漫才」「コント」と競技種目が決まっている他のお笑いの大会と違って、特にこれをしろというルールがありません。

 

ピンネタであることを守りさえすれば、漫談でも一人コントでも、歌ネタでも何をしてもいいのです。

 

それゆえに、他のお笑いコンテストで時々起こる「これは漫才なのかコントなのか論争」といったものが基本的には発生しません。

 

ただし、それゆえにRー1グランプリでは、ネタのジャンルに多様性があり、どこを面白いと評価するかというのは難しいはずです(見る人による)。

 

今回の審査でも、審査員の点数は結構ばらついていた気がします。

 

どなたかが高く評価したネタが、他の審査員では低く点数がつけられていたりという場面が見られた気がします。

 

でも、それが逆に良かったと思います。

今回の審査員は皆さん、過去のRー1大会でご活躍されていたり、テレビの第一線でピンでご活躍されていたりする今をときめく現役の一流の芸人さんばかりです。

 

なので、結果として総得点では最終決戦に進めなくても、審査員のどなたかの評価が高かったというのは、その芸人さんにとって(あるいはその芸人さんのファンにとっても)とても嬉しいことだと思います。

 

それがあったので、見ていて審査員の審査結果に不満があるということは少なかった気がします(少なくとも私にはなかった)。

 

成功の理由の2つ目。

 

全員のネタがそれぞれ面白かったことです。

 

大会が盛り上がるかどうかというのはこれが一番肝要だと思います。

 

その点で言えば、今回は大成功でしょう!

テレビで見ていて、どの芸人さんのネタも面白くて笑いました。

 

確かに審査員の方達が言っていたように、もうひと展開あれば、、、ということも思右こともありましたが、ネタの独創性と笑いの量というのが多かったと思います。

 

そのおかげで非常にレベルの高い大会でした。

 

3つ目。進行のテンポです。

Rー1グランプリの放送時間枠は2時間ということで、番組自体に余計な演出が入ることが少なかったように思います。

 

ネタが終わったら次の人のネタに移るまでの時間が短く、そのおかげでネタに集中して見ることができたと思います。

 

あっという間の2時間でした。

 

改善してはどうかという点を一つ挙げるとすれば、最終決勝ラウンドに進む人数が、2名だけだったことです。

 

これは今年から改変されたことです。

番組放送時間の都合上仕方のないことだとは思います。

 

ですが、今年は、ファーストラウンドの得点で同率2位の人が3名いらっしゃいました。

 

結局審査員がもう一度決戦投票を行うことで、「お見送り芸人しんいち」さんが選ばれました。

 

他の2名も二本目のネタができていれば優勝した可能性は十分あるでしょう(個人的には吉住さんの2本目が見たかった)。

 

やっぱり3名で最終決戦を行ってはどうでしょうかねというのが私の意見です。

 

個人的に好きだったネタ

ちなみに個人的に好きだったネタは、

吉住さんの1本目のネタとZAZYさんの1本目のネタです。

 

吉住さんのネタは、芸能人を叩く人って意外と普段は普通な感じの人もいるんだろうなという共感できる部分もありつつ、吉住さんが演じる女性の、変なところに真面目さを発揮する異常性が面白かったです。

 

ZAZYさんの1本目は腹を抱えて笑いました。

昨年決勝戦でのクリップの件を繰り返さないための対策だと思いますが、今回デジタルでの表示でフリップネタを行っていて、それが結果としてネタのテンポを良くしていたのだと思います。

 

この1本目を見終わったときに優勝を確信したのですが、最終決戦で一票差で敗れてしまったのが残念でした。

 

まとめ

結果として今回のRー1グランプリは、とても楽しく見ることができました。

 

来年も今年並みかそれ以上に盛り上がればいいなと思います。次回の開催が待ち遠しいです。