ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

【読書日記】プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

 

 

尾原和啓さんの著書です。
「アフターデジタル」とか「モチベーション革命」などの著者としても知られています。
 
この作品は、出版から1年と経っていないのですが、kindleunlimitedの読み放題の対象になっていたので読みました。
 
本書の主張をざっくりまとめるとこんな感じでした。
 
・今の世の中では、これまでのアウトプット(結果)が求められていた時代と違って、そこに至るまでのプロセス(過程)の方に価値が置かれて注目を集めるようになっている。
 
・だから、変化の激しい今の時代では「正解主義」ではなくて「修正主義」に切り替えて、まだ未完成な状態からプロセスをどんどん世の中に出してしまって、皆の目の中で修正しながら良いものを作り上げていくという方にシフトした方がいい。
 
・特に、プロセスに価値が置かれるようになると「What」や「How」ではなく、なぜそこに至ったかという「Why」の方の重要度が増す。
 
ということで、具体的にプロセスエコノミーの例として、マンガ家ならマンガを売らなくても、マンガを描いている様子をライブ配信して投げ銭をもらうこともできるとか、そういったものが挙げられています。
 
こうすれば、長い時間かけて完成したものが全く売れなくて困るといったリスクを回避することもできるということのようです。
 
学校教育によって「正解主義」の中育った私(多分多くの人はそうじゃないですか?)としては、プロセス(まだ出来上がっていない状態)を他人に見られながら作り上げるというのは、なかなか抵抗があることのように考えてしまうのですが、よく考えたらこのブログでは結構晒しているなと思います(うまくいったこと、うまくいかなかったことも含めて)。
 
これでお金が発生すれば、プロセスエコノミーということになるのでしょう(多分)。
 
ところで、この本の編集者である箕輪さんが、内容をざっくり説明してくれている動画がありまして、

私はこれを見て、この本に興味を持ちました。
 
本を読んでから改めて動画を見てみると、なるほどこれもプロセスエコノミーの一環なんだと感じました。