ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

体が動かないのに玄関から誰かが、、。 人生1の恐怖体験

今回も一昨日に引き続き、人生で一番シリーズです。

 

今回は人生で一番恐怖を感じた時のお話です。

 

皆さんは、金縛りの経験はありますか?

 

寝ていて、目が覚めると体が動かないってやつです。

 

私は、これまでに何度か経験をしたことがあります。

 

大体は、お酒を飲んだ後に電気を付けっぱなしにして寝てしまった日など、睡眠の質が悪い時に金縛り現象が起きることが多いです。

 

一応、金縛りは医学用語で「睡眠麻痺」というそうで、全身の筋肉が弛緩しているレム睡眠の最中に脳だけが目覚めると、「睡眠麻痺」の状態になるそうです。

 

人によっては、金縛りにあうと、お婆さんが自分の体に乗っているのが見えたとか、人に足を引っ張られてひきずられた、とかいった幽霊的な話に展開しますが、私にはその経験はないです。

 

それで、金縛りにあった時は、大抵身を任せて寝てしまえば、翌朝には問題なく体が動かせるようになっています。

 

別に問題はないのです。

 

ですが、金縛りに関連して恐怖を感じた出来事があります。

 

それがタイトルの件です。

 

それは私が学生時代の時です。

 

当時、私は学校が遠方だったため、親元を離れてひとり暮らしをしていました。

 

1Kの一人暮らし用の部屋です。

 

それで夜になっていつものように部屋で寝ていたんですね。その日はお酒も飲まず、電気も消していました。

 

深夜になって、ふと目が覚めました。

 

でも、体は動きません。横を向いたまま寝ていて、金縛り状態です。

 

これまでに何度か金縛りの経験があったので、私にとっては「あっ、またか」くらいのものです。

 

寝れば問題ないということも経験していることです。

 

なので、再び夢の世界に戻ろうと目を閉じました。

 

その時です。

「ドン!」という音と共に玄関のドアが開いた音がしたのです。

 

隣人の部屋との壁が薄いので、隣の人の家の扉が開いたかと思ったのですが、目の端に玄関から差し込む光が見えました。

 

この瞬間全てを悟ります。

「誰か入ってきた」

 

心臓は鼓動を速め、一気に汗が吹き出します。

 

ですが、逃げ出そうと思っても体が動きません。声も出ません。

金縛り状態ですから。

 

深刻な状況です。

 

そのまま足音は玄関から部屋に入って、奥にいる私の部屋に近づいてきます。

 

そして、部屋の入り口に立って暗がりに人物の姿が見えました。

 

知らない人です。

 

お隣さんでもないです。

 

見た感じ、男性で当時の私よりも年齢が上くらいの人です。コートを着て全身黒づくめの格好をしています。

 

これは終わった!と思って、体の動かない私は、覚悟を決めました。

 

望みは薄いだろうけれども、見逃してくれ!と心臓バクバク状態で祈っていると、その男は、そのまま部屋を全体的にぼーっと眺めています。

 

結局、しばらく眺めた後、横になって寝ている私とも目が合わずに、そのまま引き返して行きました。

 

そして、玄関から出て行ったようです。

 

男が出ていく瞬間「バン!」という衝撃音と、何か食器が落ちたようなガシャーンという音がしてから、シーンと無音になりました。

 

男が出て行って静かになってからも、しばらく私の心臓はバクバクしていました。

 

時間にして1、2分くらいですが、この短時間の間に、この先1週間分くらいの鼓動を打ったような感じがします。

 

ただ、体が動かない状態なのは変わらないので、そのまま少し眠ることにしました。

 

それで次に気づいたら部屋に朝日が差し込んでいました。すっかり朝になっていました。

 

昨日のは夢だったのか現実だったのか、起きてすぐに半信半疑ながら玄関に向かってみると、特に食器は落ちていませんでした。

 

あれ?やっぱり夢だったのかと思いましたが、ふと玄関のドアをみると、かけていたはずの鍵は開いていました。ひえー。

 

普段家に入る時には鍵はかけるので、多分、誰か入ってきていたのでしょうね。

 

入ってきたのが、現実の人だったのか、それとも見てはいけないものだったのか、、。

 

何だか確信が持てないので、そのまま自分の中でこの話は秘める事にしました。

 

それ以来、不審者が家に入ってくるなんてことはなくて、やっぱりあれが夢だったのか現実だったのかはいまだによくわからないですね。

 

まあ無事だったので今ここに生きているのですが、おっそろしい体験をしました。