ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

父が長く日記をつけている理由

先日私の父が、長きに渡って日記をつけているということを書きました。

 

それで、この前実家に帰ることがあったので、その際に、現在の日記をどのようにつけているかというのを聞いてきました。

 

前回の記事はこれです

see-the-light.hatenablog.com

今は手帳に日記を書いていない父

私は昔から父が日記を手帳に書き込んでいる姿を見てきました。

 

それで、現在もそれが続いているのだろうなと思って聞いてみたのですが、どうやら手帳に日記をつけるのは10年ぐらい前にやめたそうです。

 

理由としては、手帳を残しておくと、家の中で場所を占領してしまうから。

 

手帳は、1年くらいだと大した大きさにはなりませんが、数十年と続けると結構なボリュームになるようで、そのことに気づいた父は、これはかなわんと思って、紙媒体で残すことをやめていたのでした。

 

ですが、日記の習慣は続けているそうです。

 

現在の日記のスタイル

それでは、何に日記をつけているのかというと、現在はエクセルで管理しています。

 

自作の表を作って、そこに書き込んでいく形で日記の習慣を続けていました。

 

少し見せてもらいましたが、一年間の日記を同じタブに保存していました。

 

年ごとに別タブに保存しているので、例えば、2年前の今日は何をしていたかというのがタブを切り替えるだけで前後の日を含めて見られるので、便利だそうです。

 

何を書いているのか?

これまで、詳しく父の日記を見たことがなかったので、その内容についてはあまり知りませんでした。

 

今回、この日記について直接質問をしたことで、そのエクセルの表を見せてもらうことができました。

 

息子と言えど、日記を人に見られて恥ずかしくないのかと思ったのですが、基本はその日に起こった出来事しか書いていない(自分の感情とか考えとかは書いていない)から恥ずかしくはないようです。

 

それで、確認させてもらうと、年月日の横に天気を書く欄があり、その横にその日にあった出来事を書いていました。

 

出来事は、例えば、○○に出かけた、散髪に行った、と言った個人的な出来事の他に、国内外問わず大きなニュース、アメリカの大統領選とか地震があったなど。

 

そして別ファイルには、毎日の血圧や体重などの数値を書いて残していました。

 

また、食事の内容は以前の記事で書きましたように、家族のグループラインに投稿するという形式をとっています(エクセルの方には書かない)。

 

ということで、その日の体調や出来事、自分の食べたものなどを一通りデータに残していることになります。

 

父の日記を始めた目的は?

父に日記を始めた目的を改めて尋ねたのですが、それは、自分の体調のリズムを知るためということだそうです。30代の頃から始めたそうです。

 

あとはそこに家族の体調についても書き込んでいて、父曰く家族の健康のことを気遣ってのことだそうです。

 

私が父の日記を見たときには、私から電話があったことなどもメモしてあり(私から父に電話をすることが珍しいからだと思いますが)、徹底しているなと思いました。

 

ただ、同居している母のことについても、□□へ○○さんと出掛けた、と言ったことなども結構詳しく書いてあり、いくら夫婦とは言えちょっとストーカーぽくないかと思いましたが、これは黙っておきました(母はこのことをとうの昔から知っていて呆れています)。

 

その他、

・ウグイスが鳴き始めた

セミが鳴きはじめた

・梅雨が明けた

 

など、季節の変化を感じることは当然のごとく書いてあり、これも年ごとに比較すると、その年の特徴が出て面白いのだとか。

 

ということで、思ったよりも、なかなかにボリューム感のある内容となっていました。

 

日記を続ける工夫

からしたら、よくもこんな長い期間にわたって、日記をつけられるなと思うのですが、父からしたら慣れたら大したことはないのだそうです。

 

それでも何かしら工夫していることがあるのではないかと思って、色々と聞いてみて、これだろうなと私が思ったことがありました。

 

・時間を決めている(強制執行

・行動と紐づけている

 

この2点です。

 

まず、1つ目の時間を決めるについてです。

 

父の場合、その日の日記はその日のうちにつけないのだそうです。

 

その話を聞いていて、ん?と思ったのですが、理由を聞くと、データが全部出揃ってから一気に書きたいので、日記をつけるのは次の日の午後五時と決めているのでした。

 

例えば、13日の日記については、13日中にメモしておいて、それをエクセルに書き込むのは次の日14日の午後5時なのだそうです。

 

つまり、1日前の出来事をエクセルの日記に書き写すという作業を夕方に行います。

 

そうすれば、五時になったら他の行動をやめて、日記をつける時間だということが習慣としてできるようです。

 

また、2つ目の行動に紐づけるですが、これはメモ書きについてです。

 

血圧や体重は、朝起きてからご飯を食べる前に測り、チラシやいらない紙などメモに残しておきます。

 

また、その日の出来事はお風呂上がりに、その日を思い出しながら、これもチラシやその辺の紙にメモしておくのだそう。

 

そして、それを翌日の午後五時にまとめて書くのだということでした。

 

このように、起床や入浴といった、日常生活で必ずとる行動と紐づけておけば、忘れないし、頭を使わなくてすみます。

 

どうやらこのあたりが日記を習慣にするポイントとなるようです(当然ながら、父はこれが普通のことだと思って、無意識にやっていますから、これらは私から見た習慣づけのポイントです)。

 

まとめ

ということで、この父の日記を見ていると、なかなかに細かいことが書いてありまして、結構驚きました。

 

個人の健康データをとり続けることは、そこから自分だけのなんらかの法則性を見つけられるかもしれませんし、将来的にもきっと何かの形で役に立つでしょう。

 

日記を書く時間を決めてしまうというのは、他のことにも使えるかもしれませんね。

 

例えば、資格試験の勉強を習慣にしたいなら、この時間になったら必ずテキストを開くと決めておいて、強制的にテキストに集中する時間を決めてしまう。とかですかね。

 

いきなり父みたいな日記を始めるのは、難しそうですが、血圧と体重くらいはつけておいてもいいかもしれませんね(今はアプリとかあって簡単に管理できそうだ)。