観光日記は昨日までで、本日からはまた通常のブログに戻ります。
今日のテーマは味覚についてです。
基本的に子供の頃に好きだった食べ物というのは、大人になってからも好きなものです。
私自身、肉にしろ野菜にしろ魚にしろ、好きな食べ物というのは昔から好きでしたし、多分これからも変わらずに好きだろうと思います。
嫌いな食べ物というのは、やはり何か子供の頃に食べて嫌いになった理由があると思います。
よくあるのが、ピーマンとか人参とかトマトとか椎茸とか、味や食感が苦手という理由で子供の頃に嫌いになって、それを大人になっても引きずっているパターンですね。
皆さんも思い当たる食べ物があるのではないでしょうか?
実は私にもこの類で苦手な物があります。
それは「きゅうり」です。
子供の頃から、あの青臭い独特な風味が苦手でして、できるだけ避けてきました。
食卓に出された場合は、仕方なく食べていたのでそこまで受け付けないというわけではないのですが、できれば食べたくないというのが本音です。
ラッキーだったのは、きゅうりがメインの料理というのはそれほどありません。
あったとしても、きゅうりの浅漬けやピクルスなど漬物系なので、本来のきゅうりの味が誤魔化されていて、それほど苦手ではありませんでした。
で、ですよ。
それが最近になって、食べられるようになってきました。
きっかけは、きゅうりの栄養について知ったことです。
「きゅうりに栄養はない」こういった俗説を私は長いこと信じてきました。
正確にはこの言葉を盾にして、きゅうりを食べなくてもいいという理由付けをしていました。やはり青臭い味が苦手だったからです。
ところが、どうやらこれは間違いであるというのを知ったのはだいぶ経ってからです。
「きゅうりは最もローカロリーな果実」この言葉の英語を直訳する時に、栄養がないという風に間違って解釈されてそれが広まったようです。
きゅうりには、ビタミンやカリウム、食物繊維が含まれていて、確かに水分は多いけれども栄養価があります。
また、最近知ったウリ科植物によく含まれるという「シトルリン」も含まれているため、体にいいというのは間違い無いです。
そういうようなことを知ってから、今度は急にきゅうりを食べよう!という気になりまして、それからこれまで避けてきたのを取り戻すくらいきゅうりを食べるようになりました。
これまで青臭いと思っていた風味も、むしろそれが栄養なんだと思うと、それほど気にならなくなりました。
また、きゅうりを食べると幸福度を増すことにもつながるらしいです。
不思議な物で頭で考えてみると、嫌いだと思っていたものでも、意外と食べられるようになるものはあるのかもしれませんね。
そういった面から栄養学や料理を少し勉強してみると面白いのかもしれないなと思いました。