全国の町工場がその高い技術力を結集して、なんの役に立つのかわからないくだらないものを作る。それを競う「くだらないものグランプリ」。
2020年に始まったこの大会は、すでに2回行われており昨年の大会についてはこのブログでもチラッと紹介しました。
今年は3回目になるのですが、各社の製品を紹介するプレゼンの様子がYouTubeで生配信されていました。
結果としては、今大会のグランプリに輝いたのは「株式会社フジタ」の「LOVELOVEメリケンサック」でした(「株式会社フジタ」のプレゼンは、上記の動画の27分47秒あたりからです)。
メリケンサックといえば、手にはめて拳の威力を高めるための金属製の武器です。
しかし、このLOVELOVEメリケンサックは人を傷つけるためのものではありません。
他の人と恋人つなぎをするためのものだそうです。
ちょうど下の動画のサムネになっていますが、ハートがあしらわれたデザインをしています。
それで、二人がお互いにこのメリケンサックを装着して、手を繋ごうとすると、
磁しゃ、、いや不思議な力が働いて、ガチッとお互いの指の隙間に相手の指が入るようにしっかりと繋がれるというのです。
プレゼンでは、こちらの会社の社長と新入社員の方とがこのメリケンサックで恋人つなぎをしていましたが、映像で見る限り会場はなんともいえない暖かい雰囲気になっていました。
発明の経緯としては、コロナ禍で人と人との距離が離れてしまったので、それを近づけるという発想から来ているようです。
個人的には、本来武器として使うためのメリケンサックを、人と仲良くなるためのツールとして使うというところに今の世の中に必要なメッセージ性を感じました。
こういった大会は続いて欲しいですね。来年も楽しみです。