ハトブログ

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【資格試験】甲種危険物取扱者試験に合格点スレスレで合格した私の勉強方法 学習テキスト・勉強期間など

甲種危険物取扱者試験合格体験記

今回は、先日私が受験して合格した「危険物取扱者試験」の合格までの学習について記述していこうと思います。

 

この記事に検索でたどり着いた方にとっては、危険物取扱者試験とはなんぞやという説明は不要かと思いますので省きます。

 

あくまで合格のためにこれだけの学習をしましたよということをシンプルに書いていきます。

 

甲種危険物取扱者試験の内容

まず、この試験は大きく3つのブロックから成ります。

1.法令

2.物理・化学

3.性質・消火

 

法令は、危険物の取り扱いに関する取り決めなど、法令の知識を問う問題が出題されます。

 

物理・化学は、物理や化学の分野に関して知識及び計算問題が出題されます。

 

性質・消火は、危険物の種類ごとに性質や消火方法に関しての知識を問う問題が出されます。

 

試験の合格基準

法令、物理・化学、性質・消火の3つの分野それぞれで60%以上の正答率であることが合格基準です。

 

例えば、物理・化学、性質・消火の分野でそれぞれ80%の正答率であっても、法令が50%であれば合格基準を満たさず不合格になってしまいます。

 

そのため試験の各パートについて、満遍なく正解できるようにしておく必要があります。

 

試験後届いた試験結果通知書を見たら、、

試験からしばらく経って、合格発表をネット上で知ることができます。

 

発表の時間が過ぎたので、やや緊張しながら、そのページを覗いてみると、自分の受験番号が掲載されており「合格」したのだなとわかりました。

 

それから、しばらくすると試験結果の通知書が手元に届きました。

 

そこには、合格発表の時には知らされなかった自身の正答率が載っておりました。

↓今回の試験結果通知書


通知書の中ほど「あなたの正答率」をみると、各パートごとの正答率が並んでいます。

 

法令や物理・化学はいいとして、性質・消火が「65%」って。。

 

性質・消火は20問出るので、自分は13問正解していたことになります。

12問正解でクリアーなので、あと2問不正解だったらこの試験に不合格だったことになります。危なかったー!

 

でも、合格は合格です。

 

ギリギリで受かった私の勉強方法、学習スケジュール

ここからが本題で、こんなギリギリで受かった私の勉強方法とはどのようなものだったのかを書いていきます。

 

これから受ける予定の方にとって、良い点、悪い点、参考になるところがあれば良いなと思います。

 

ちなみに、私は一応理系院卒で、危険物取扱者試験を受けるのは今回が初めてでした。

 

勉強期間:試験の1ヶ月半前に学習開始

使用教材:使った本はこれ1冊のみです。

 

 

 

実際に試験に挑んだ感想としては、多くの人がネットなどでも発信している通り、確かにこれ1冊を仕上げていけば確実に受かります。

 

1冊に絞った(というよりも私の場合スケジュール的に絞らざるを得なかった)ことが、結果として正解でした。

 

こちらの本は、「法令」、「物理・化学」、「性質・消火」と3つのパートに区切られていて、それぞれ説明+問題演習で知識の理解と定着を効率こなすことができます。

 

学習スケジュール

勉強を開始する当初の私は、この参考書を1ヶ月で仕上げて、残りの期間を過去問演習に当てようと予定をたてました。

 

平日は1〜2時間勉強し、土日は5〜6時間ほど学習はできるだろうと、これで間に合うはずだということで予測を立てて実行することにしました。

 

ところが、予定というのはうまくいかないものでして、休日にどうしても対応しないといけない用事が入ってしまったり、平日も残業が遅くまであったりして勉強時間を確保するのが難しいということが度々ありました。

 

ということで、テキストを1周した時点で試験数日前となっており、知識定着のためのテキスト2周目の途中で本番の試験に挑むことになりました。

 

結局、テキストの終わりの方のチャプターである「性質・消火」の部分の確認時間があまり取れなかったので、その分野の勉強が薄くなってしまい、上記で紹介したようなギリギリでの合格となりました。

 

テキストの最後の方についていた模試には全く手をつけられませんでした。

そのため、本番の試験前に時間を測って通しでの練習はできませんでした、、。

 

勉強に力を入れたこと

という感じで、決して人に誇れるような計画力はないのですが、合格できた理由の一つとしては、時間があまり取れないなりに工夫して勉強したことがあると思います。

 

私自身、理系卒ということもあって、「物理・化学」の分野は高校生の頃に習った内容の復習という感じでサラサラ進められました。

 

多くの人にとって、やはり対策すべきは「法令」「性質・消火」の2分野です。

 

法令は、貯蔵所の名前などを実際にネットで検索してみて、実物の画像をみることで覚えやすくなりました(屋内貯蔵所はこんな感じか、とか移動タンク貯蔵所は走っているのをみたことがあるなとか)。

テキストだけではイメージしづらい用語は、どんどんググってイメージできるようにして覚えました。

 

各種届出についての決まりなど、覚えにくい物は、日を置いて問題演習することで少しずつ頭に入れていくことにしました。

 

性質・消火では、第1類から第6類までそのグループごとの大まかな特徴を先に捉えるようにして、それから各危険物の細かい性質を覚えることにしました。

 

このあたりが私が覚えるにあたって気をつけた点です。

 

反省(もっとこうすればよかった)

反省する点としては、主に以下の2つです。

 

・性質・消火に時間を割くべきだった

・最初からテキストを2周する計画を組むべきだった

 

計画性のなさから、分量の多い性質・消火にかける時間が少ないまま試験に挑みました。

これは本当に良くない点でして、覚えることの分量が多い性質・消火にはもっと時間を割くべきです。

 

これから受験勉強をする方は、ぜひこのことを意識して時間をかけられるような十分な試験勉強期間をとってください。

 

3ヶ月くらい試験準備期間があれば比較的余裕をもって対処できると思います。

 

2つ目の方の、「テキストを2周したかった」ということに関しては、勉強を始めてから感じたことです。

 

知識の理解・インプット+知識の定着 のためには、やはり参考書は2周くらいすべきです。

 

参考書に取り組む前は、とりあえずテキストを1回読んでから過去問演習をしようと思っておりましたが、慣れない用語が出てくる資格試験においては、やはり何度も繰り返して記憶に定着させるための2周目が必要であるということを実感しました。

 

ですので、やはりこれから受験される方々は、少なくともテキストを2周はできる計画を立てたほうが良いでしょう。

 

私の場合は、知識が曖昧になっている状態で試験に挑んだことで、答えが絞りきれなかった場面がいくつかありました。

 

2択くらいになってどうしてもわからず、運頼み。

 

今回は運が良かったので合格できましたが、落ちていてもなんら不思議ではなかったです。

 

まとめ

ということで、今回は甲種危険物取扱者試験の合格体験記を書きました。

 

繰り返しお伝えしますが、試験合格のために大事なのは本番の試験までの学習期間の取り方です。

 

試験の申し込み期間は、大体試験本番の2ヶ月くらい前なので、まずはテキストに取り組んでみて学習を進めておき、ある程度の勉強の予測を立ててから、試験会場と試験日を決めるようにすればいいのではないかと思います。

 

今回の記事が参考になったかどうかはわかりませんが、これから受験をなさる方は頑張ってください!