愛用している漢字Tシャツ
物持ちがいいというか、貧乏性というか、ここ10年ほど私が愛用しているTシャツがあります。
それが漢字のプリントされたTシャツです。
アウトドアメーカーのモンベルの製品で、ウィックロンという吸水速乾性に優れた機能素材を使っているものらしいです。
それで、その私のTシャツの背中に大きく印字されているのがこんな漢字です。
なんて読むのか長年の謎
購入したのは、なんとなくデザインが気に入ったからというだけの理由なのですが、これが何て読む漢字なのかわからずに買いました。
自分で着ておきながら「学?」「考える?」「林なんちゃら?」とか、クエスチョンマークが浮かびます。
大体このシリーズの他のTシャツには、「山」とか「岳」とか山に関する文字が印字されていましたので、山関連のワードなんだろうけど、全く見当もつかずにいました。
それで、自分だけがわからないのであれば問題はないのですが、ことはそこではおさまりません。
吸水速乾という機能性を備えたシャツのため、着用するのは、スポーツジムや野外での運動時が多いです。
ジムでこれを着て、ランニングをしたり、筋トレマシーンを使い終わったタイミングで、声をかけられることがありました。
ジムでは大体が自分よりも筋骨隆々のマッチョな人です。
「やばい、機械の使い方が悪かったかな」と緊張します。
すると、声をかけてきた人はこんなことを尋ねます。
「それなんて読むんですか?さっきから気になってたんですけど。」
どうやら、私がジム内をウロウロするたびに目に入っていたようです。それで、わざわざ聞きにこられたようです。
それ以外にも、行きつけの接骨院で、このTシャツを着て体をほぐしてもらっているときに、先生から、
「その漢字なんて読むの?」
なんて聞かれます。
自分では、問題を出しているつもりはなくても、見た人の中で勝手に漢字クイズが始まってしまうようです。
なんか読めそう、だけど読めない。
これでは、歩く問題パネルです。
それで熱心に考えた末に、この問題の答えを知っているはずであろう私に意を決して答えを尋ねてくださるのですが、肝心の出題者である私が答えを知りません。
「いやー私にも読めないんですよ。ははは。」
なんて、誤魔化すしかありませんでした。
見た人も、私も消化不良のモヤモヤするだけのクイズです。
こんなに気持ちの悪いこともなかなかないです。
で、この漢字の読み方は?
ここで記事を終えてしまえば、これを読んで下さった読者の皆さんの多くは、今日はこの漢字のことで頭がいっぱいで眠れなくなってしまうかもしれません。
考えすぎて仕事でなにか重大なミスをしてしまうかもしれません。
まあそんな大袈裟なことはないでしょうが。
ですが、念のため、ここでこの問題の答えを発表しておきます。
この答えは、テレビのクイズ番組で難読漢字ということで出題されていて知りました。
それでは肝心の正解です。
「よじのぼる」という言葉を漢字に変換した時に、「攀じ登る」と書きます。
この「よ」の読みにあたる部分です。「攀」←これですね。
「攀縁」とか「登攀」(それぞれ「はんえん」「とうはん」と読みます)という言葉にも使われています。
正解が判明してみると、確かに山に関係している言葉ですね。
ということで、このTシャツの漢字の読み方が判明してからは、正解は私の頭の中にあります。
それ以降、この漢字の読みを聞いてこられた人とは、みのもんたさんばりにクイズの駆け引きが楽しめるようになりました。