ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

悩みは人それぞれだけど、視点が増えれば解決するのでは?の話

深刻そうな友人の相談から

先日友人達数人(私も含めて男性ばかり)と食事に行く機会がありました。

 

店から出て各自解散となり、私は一人の友人と同じ方向だったので一緒に歩いていました。

すると、やや深刻そうな顔をしたその友人からお悩み相談を持ちかけられました。

 

プライベートの悩みのため、内容は伏せますが、彼はその問題にここしばらく悩んでいるようでした。

ただ、詳しく話を聞いてみると、私にはそれほどの問題ではなさそうに思えました。

 

なので、「こうしてこうしてから、こうすればいいんじゃない?」くらいの感じで答えたと思います。

 

そうすると、彼は「そうか。それ同じこと○○さん(年上の先輩)にも言われたわ。やっぱりそうか。」と納得したようでした。

 

私からすると、10人に聞けば15人はこう返すのではないかというくらいの内容だったと思うのですが、彼の中では何か吹っ切れたようで、私は彼から非常に感謝されることになりました。

 

ことのついでにということで、私の悩みの相談にも乗ってもらうことになり、今度は彼からすれば簡単なことだったのか「こうすればいいんじゃない?」ということで、的確なアドバイスをもらいました。これでおあいこですね。

 

別視点から見ると悩みは解決しやすい?

そんなこんなで、お互いの悩みを解決し合うということになったわけですが、悩みの当事者が考えるのと、他人の目から見たのとでは解決具合が変わるというのが面白いですね。

 

「いかなる問題もそれが発生したのと同じ次元で解決することはできない。」

こういうことを、かの天才アインシュタインが言ったとされていますが、本当にその通りだと思います。

 

ひふみんアイ

将棋の加藤一二三先生は「ひふみん」という愛称で一般に知られています。

 

それで、将棋の対局の際に考えが煮詰まってくると、加藤先生は自分と反対側、つまり相手の盤の方に回り、そこから将棋盤を見るということをされていました。

 

こうすると、次はこう攻めるとか相手側の思考も分かったりしていいのだとか。

同じ盤面でも、見る方向を変えるだけで別ものを見ている気分になるようです。

 

この相手側に立って考えるという行動は、いつしか「ひふみんアイ」と呼ばれるようになり、将棋の大盤解説などでも「それでは、ひふみんアイで見てみましょうか」と盤面をひっくり返してみるときに用語として使われていたりします。

 

悩みは自分で見方を変えるのは難しいから

話はそれましたが、言いたかったこととしては、視点を変えると物事の捉え方が変わるので、悩みの解決につながるかもしれないということです。

 

ただ、個人の悩みとしては、ひふみんアイみたいなことをするのは難しいので、自分と違う視点をもった人に相談するというのがいいような気がします。

 

先ほどの友人の場合、何人かに聞いて回っているようでしたので、自分の意見があっているのか他の人の視点からも確認するみたいなことだと思います。

 

なので、相談する相手の人数は多いほど、その分いろいろ意見はあるでしょうが、悩みの解決は速いでしょうね。

 

相談できる相手の数=悩み解決のスピード、とみて良さそうです。

もちろん結局最後は自分で判断するのですが。

 

相談できる人がいるか、そして何人いるのかということが、そのまま悩み解決のスピード、ひいてはメンタル面の強さということに関わってきそうだなと感じました。