先日、静岡県にある小國神社に参拝してきました。
自然豊かな境内と心落ち着く雰囲気に癒されて、気持ちの良い時間を過ごすことができました。
帰り道には、ちょっとしたハプニングも...。
それでも最終的には行って良かったと思える1日でした。
朝から電車でのんびり旅
今回もいつものように電車旅です。
朝早くから出発して、JR新所原駅からは天竜浜名湖線に乗り換えました。
この線に乗って、小國神社の最寄駅である遠江一宮駅を目指します。
参拝をした後は、新所原駅に戻ってくる予定だったので、その場合はフリー切符がお得だということを知りました。
大人1枚1950円です。

なので、この券を購入して使いました。
新所原駅から遠江一宮駅までは、1時間30分くらいかかりました。
休日でもあまり乗客がいないようで、ゆったりと座れます。
駅から小國神社までウォーキング

駅に到着したところです。

なんだか味わい深い駅舎です。

駅前の電話ボックス。
和風な感じでかっこいいです。
さて、Googleマップによると、ここから神社までは約3.6kmということでウォーキングするのにちょうどいい距離があります。
スマホの案内に従って歩いていくと、のどかな道が広がっています。



ひたすら歩いていくと、そのうちのぼりが出てきて、神社が近いことを悟ります。

小國神社での参拝と運試し
ようやく神社に到着しました。
途中スマホに電話がかかってきて、その対応とかしていたので、タイムロスはありましたが、駅からは約50分ほどで着きました。


鳥居の横には、横丁があって食べ物とかお土産物とかが売っていましたよ。

境内に入ると、奥の本殿までまっすぐの参道を、これまた真上にまっすぐに伸びた木々が囲んでいます。

↑徳川家康公の立ち上がり石だそうです。
座りやすそうでしたが、この日は天気が悪く濡れていそうだったので座るのはやめておきました。

拝殿は立派です。
お賽銭箱のところにある、紐を引っ張ると涼しげな鈴の音が響きます。
私が行ったときはちょうどご祈祷が始まったところのようで、中に5、6名の方がいらっしゃいました。
時間があればご祈祷を申し込みたいところでしたが、この日は後に用事があったため断念しました。

拝殿横にある、大きな槌です。


授与品のラインナップが豊かでした。
打ち出の小槌の乗ったこちらの絵馬を購入しました。縁起物として有名です。


おみくじは、百円を支払って穴の中から取り出すタイプでした。
せっかく来たのでということで引いてみたところ「末吉」でしたが、内容があまりにも否定的で、、、これは酷すぎるのではというものでした。
それで、境内のおみくじを結ぶところに結んでから、もう一度引いてみることにしました(確かこういう時は、もう一度引いて良かったはず、、ですよね?)。
そうすると、今度は「大吉」でした。

ちょっとズルをして手に入れたような大吉ですが、久しぶりに引くと嬉しいですね。
この大吉は持って帰ることにしました。

休憩所もあって、中には椅子と自販機、お手洗いがありました。
その後は、境内をぶらぶらしていたらいつの間にか時間が経っていたので、神社を出て駅まで再び歩くことにしました。
遠江一宮駅まで、帰りは45分くらいで着きました。

帰り道にまさかのトラブル
いい神社だったなーと考えながら、新所原行きの電車に乗っていますと車内アナウンスがありました。
「倒木の影響により、対向列車の運転を見合わせています。信号が変わるまで、しばらくお待ちください」
天気が悪いから大変だな、なんて呑気なことを考えていましたが、ここからが長かった。
しばらくすると電車が進んだかと思いきや、徐行でゆっくりゆっくり走ります。
結局、宮口駅に電車が着いたところで、倒木の撤去作業が終わるまでこの先には進めないということになりました。
その後、無情にも「この列車は折り返し掛川行きになります。」ということで、乗ってきた電車は反対方向に引き返すことになります。。。
どうしよう。。
一旦、電車から降りて駅のホームで待つことにしましたが、トータル1時間半くらい待っても進展がありそうにないです。
この日は後に予定が控えていたのですが、それも間に合いそうにないということで、急遽リスケの連絡を入れることになってしまいました。
神社で大吉引いたのにな、、、なんて日だ。
そう思いながら、駅のホームで運転再開のアナウンスを待っていました。
トラブルの中での思いがけない出会い
ひたすら待っていますと、私たちが乗ってきた列車の後続車も、この駅に到着しました。
そして、やっぱりこの電車も「この駅で折り返します」ということで、そのまま反対方面の電車に変わりました。
その時、これは埒が開かないからこの電車に乗って引き返して迂回しよう!と思い立ちました。
サッとスマホで調べてみると、ここからすぐ戻った駅で別の線に乗り換えることができます。
大きく迂回するルートにはなりますが、このままじっと待つよりはマシに思えました。
ということで、西鹿島駅まで引き返して、遠鉄電車に乗り換えました。

そこから、終点の新浜松駅まで行って、JR浜松駅で乗り換えて帰ることにしました。
新浜松駅で降りて、乗り換えのためにJR浜松駅へ向かって歩いているときに、ふと思いました。
「この後の予定がなくなってしまったから、そんなに慌てて帰らなくてもいいな」
ということで、ゆっくり帰ることにしました。
この時にふと本が読みたくなったので、駅ビルの中にある書店に行くことにしました。
最近、大きめの本屋さんには行けていなかったので、この機会にちょうど良いなと思いました。
書店に入り、広いフロアをゆっくりと歩きながら気になった本を手に取ってパラパラと読んでみます。
結果からいうとこれが大正解でした。
この時、私はある課題を抱えておりどうしようかと考えていたのですが、たまたま手に取った本の中に解決のヒントとなりそうな文章がありました。
思わず、おーっと声に出してしまったのですが、それくらいちょうど知りたいことでした。
そのほかにも色々と面白そうな本を見つけたので、久しぶりに読書熱がついてしまいました。
あのまま、トラブルがなく帰れていたら書店に立ち寄ることもなかったでしょうし、本と出会うこともなかったので、これは結果としてラッキーなことになりました。
おみくじの内容を振り返って
今回神社でおみくじを2回引きました。
最初、末吉で内容があまりにも酷かったため、がっかりして引き直します。
そして、次に引いたおみくじでは大吉でした。
この展開が、今回の神社からの帰り道での出来事とオーバーラップします。
最初、電車トラブルにより長時間待たされてしまい、その後の予定の変更も余儀なくされてしまったため、気分は落ち込みます。
ですが、気持ちを切り替えて思い切って別ルートを通ったことと、予定の変更で空いた時間で本屋に行ったことで、思わぬラッキーにでくわしました。

後から見返すと、大吉のおみくじに書いてあったんです。
「あとはよくなる見込みあり。目的を変えてもよい運です」と。
「電車でそのまま帰って次の予定へ」ということから、向かう先を変更して「書店に立ち寄って過ごす」と目的を変えたことで、状況が変わりました。
しかも、竜が天に昇るように...というくだりは、「天竜」浜名湖線を示しているようで、電車にヒントがあると示しているように見えなくはない(これは深読みしすぎかもですが)。
結果オーライで、なんとも不思議な感覚になりました。
まとめ
今回の小國神社参拝は、静けさと自然に包まれた空間で心を整えられた素晴らしい時間でした。
帰り道にはハプニングがありましたが、その流れでいい本と出会えたのは、ある意味で「導かれた」のかもしれません。
予定通りに行かない日も、その中に何かしらの意味が隠されているかもしれないと思わせてくれる1日でした。