タイトル通り、令和7年春期の応用情報技術者試験に合格しました。
受験は4月でしたが、7月に発表があり合格したのでその振り返りをしながら、勉強に使用したテキストなどの紹介をしたいと思います。
この文章を書いている人
この文章を書いている私についてですが、
・理系職(非IT系)
・受験歴:応用情報技術者試験には昨年令和6年秋期試験に落ちて、今回の春期が2回目の挑戦でした。
・基本情報技術者試験には合格済み(令和7年1月)
ということで、普段はITに関する業務には携わっておらず、実務経験はなしという状態です。
合格した時のスコア
合格でも不合格でも自分のスコアは開示されるので、知ることができます。
合格時の私のスコアは以下の通りです。
・開示スコア
午前:70点
午後:64点
(両試験とも100点満点中60点以上で合格)
↓疑う人はいないでしょうけど、念の為、受験結果ページのスクショ載せておきます。
ほら合格しているでしょう。
午後試験は結構ギリギリでの合格でした💦
ちなみに初めて受験した令和6年秋期試験では、
・午前:76.25点
・午後:57点
ということで惜しくも不合格。午後試験であと1問か2問正解していれば合格していたのではないかと思います。
スコアを見た時、めっちゃ悔しかったです。
合格までにした勉強
午前試験対策
・使用したテキスト
使用したテキストとしては、以下の「応用情報技術者合格教本」というものです。
これを1冊仕上げることにしました。
ボリュームがあるので大変ですが、頼れる1冊です。
イメージで覚える方が頭に入りやすいという方はキタミ式もいいかと思います。
・使ったサイト
受験者全員が使っているのではないかと思います。「過去問道場」です。
メインの勉強としては、上述した合格教本を1章から進めていって1周します。
とにかく前へ進めるために、途中のチャレンジ問題は飛ばしました。
テキスト1周→過去問道場で2,3回分の午後試験問題を解く→テキストに戻って苦手分野を読み直す→ひたすら過去問道場
という感じで、テキスト、過去問を往復することで勉強を進めました。
こうすることで知識が頭に入っていきます。
私の場合、秋期試験対策で1通りの勉強はすでにしていたので、春期試験前にテキストをもう1周しました。
ただ、誤算だったのが半年くらい勉強期間が空くと、春期試験対策でテキストを見始めた時に、ほぼ初見なのでは?というくらい知識が頭から抜けていました。
めちゃくちゃ焦りました。
受験すると決めたら、とにかく早めに対策を始めるのがいいです。
午前試験対策としては、過去問をひたすら周回するのがおすすめです。
過去5年くらい(余裕あれば7,8年くらい)の問題は見たら瞬殺できるレベルでやりこめば、合格は堅いと思います。
(→私にはできなかったので、こうしておけば良かったということで書いています)
午後試験対策
続いて、午後試験対策です。
・使用したテキスト
一応多くの人がおすすめとして挙げていた、テキストを買いましたが、結局あまり手をつけられませんでした。
・使用したサイト
午前試験と同じく、こちらも過去問道場です。
↑このサイトには午後試験対策でも本当にお世話になりました。
特に解説が充実しているというわけではないのですが、試験直前に問題と答えを両方とも見ながら、解き方を頭に入れたのが役に立ったと思います。
おそらく、応用情報技術者試験受験者あるあるかと思うのですが、午前試験対策に時間をかけすぎて、午後試験対策が疎かになるというルートを私はたどってしまいました。
応用情報技術者試験では、午前・午後試験ともに60%以上の得点でもって合格となります。
それゆえに、午前試験の過去問を解いてみて正答率が6割超えないとなると、午前試験対策をしなきゃということで、午後試験に手をつけられないという心理状態に陥りやすいです。
↑これまさに私が実感したことでして、試験直前まで午後試験はほぼノー勉という感じでいました。
トータルで見て、対策に割いた時間は、午前試験:午後試験=9:1という感覚です。
私の場合、余裕があるはずの春期試験対策も午前試験に対する知識が想像していたよりも抜け落ちていたため、その勉強に時間が取られました。
午後試験対策が十分とは言えないまま試験に挑むことになりました。
めっちゃ怖いですね。
午後試験で選択した問題について
それでもなんとか合格できたのは、午後試験で解く問題の分野を絞って対策をしたからだと思います。
ということで、今回午後試験の選択問題で私が選んだ問題番号(分野)を挙げておきます。
・問2(経営戦略)
・問7(組み込みシステム開発)
・問9(プロジェクトマネジメント)
・問11(システム監査)
以上の4問です。
私の場合、IT業務に馴染みがないため、プログラミングとかネットワークなんかの問題については苦手意識があります。
なので、選択問題は、本文を読んで意味がわかればその流れで解けるような分野に絞りました。
教科で言えば、現代文に近い気がします。
こうして解く問題を自分で選択できることが、非IT系でも、この試験に合格できると言われる大きな理由かと思います。
試験対策の時点で、問2,7,9,10,11の5分野に絞って勉強しました。
試験本番では、これらの中から問題を見てできそうな分野から解いていきました。
また、勉強としては、過去問道場で午後試験の問題とその解答を見比べるという、学習と言えるかどうかわからないような方法でして、とにかく解答の仕方を頭にいれるということをしました。
長文を読んでも集中力を切らさないというのが、午後試験でのポイントだと思います。
春期試験受験した時の感想
試験当日に感じたことを書いていきます。
午前試験が始まって、すぐに不安が襲ってきました。
過去問で見たことがない問題が多いと感じたからです。
問題を見て、わからなかったら一旦飛ばすというルールを自分に課して挑みましたが、聞いたことすらないというような話題についての問題が多い。。
体感では、3問に1問は飛ばして次に進んでいたのではないかと思います。
半分くらいまで解き進めたところで、今回の合格は難しそうだなと思いました。
とりあえず、瞬殺できる問題で時間を作ってから、初見の問題を考える時間に充てます。
これは違うだろうなという選択肢を落としてから、あとは2択か3択になったところで、勘で選ぶということも何問かしました。
不安が残る中、午前試験を終えました。
午後試験では、必須の問1を解いた後は、あらかじめ絞っておいた分野の選択問題についてざっと見渡して、解けそうな問題から手をつけていきました。
わからない問題があっても、とりあえず解答用紙は埋めるということで時間内に全部終えることができました。
この時点で午後試験については、合格できたのではという手応えでした。
午後試験も終了して、試験全体が終わった時点では、午前試験が得点が取れていれば受かるだろうという感触でした。
それくらい午前試験の出来に自信がなくてモヤモヤ感が残りました。
試験終了後の会場でも、近くに仲間同士で話している受験者達がいて、午前試験が難しかったという話をしていたので、みんな感じることは同じなんだなと思いました。
試験後にXで、自己採点を済ませた人が午前問題クリアできたとか、落ちたとかつぶやいていましたが、自分は自己採点する気すら起きませんでした。
そうして、後は天に祈るのみとなりました。
7月上旬に合格発表されるというのを聞いていたので、7月6日くらいに受験者マイページにアクセスし、試験結果ページを開きました。
緊張しましたが、「合格」の文字を見つけホッとしました。
午後試験が64点だったのは意外といいますか、もう少しとれていたと思っていたので、少しヒヤリとしました。
しかし、合格は合格です。
後日、合格証が届いたのでそこでも合格を実感できました。
まとめ
ということで、今回は応用情報技術者試験の合格報告と、私がした試験対策について書きました。
午前試験は、今後も初見の問題はたくさん出ると思いますが、解ける問題を確実に取ることで60点は取れる試験だと思いますので、惑わされない方がいいですよということは伝えておきたいです。
午後試験については、あまり私の学習方法は参考にならなかったかもしれませんが、選択問題でどれを選ぶかというのが大きく効いてきます。
試験直前で対策に時間があまりとれないという方は分野を絞って勉強するのがいい方法だと思います。
資格試験は合格したら達成感を味わえていいですね。
今後も試験を受けることがあったら、報告しようと思います。