くだらないものグランプリという大会が行われているというニュースを見かけました。面白そうだったので、紹介します。
「くだらないものグランプリ」は、町工場の人たちがその技術を活かして、何の役に立つかわからないものを作り、そのくだらなさを競うという大会です。
この大会自体は昨年から始まり、今年で2回目とまだまだ歴史は浅い大会なのですが、世の中に明るい話題をもたらしたいという開催の心意気は素晴らしいですね。
昨年出品されたトイレットペーパーを子供がいたずらしないように留めておく機械などは、大会出品後、実際に実用化に向けて進んでいるそうで、くだらないと言いつつ意外と需要のある面白い商品の発明につながるのかもしれません。
今大会の優勝は、おにぎりから具だけを抜く機械「グナッシー」を発明した、千成工業株式会社さんでした。
なんでも、社長が残業の際に差し入れてくれるおにぎりの具が気に入らない時に、具だけ抜いてしまおうと社員さんが開発したそうで、特殊な状況下で生まれた製品です。
うまく具だけを抜きとれるように型などの改良を重ねて、実際にきれいに具だけを抜くことができるようになったそうです。
それにしても、抜いた後の具はどうしてるんでしょうかね?
まーそれはともかく、ビジネスとしては売れるものを作るというのが求められることで、無駄なものは作らないというのが普通でしょう。
しかしながら、こういったユーモアセンスを発揮でき、認められる(企業にとっては技術力の宣伝になりうる)場というのがもっともっと増えればいいなと思いました。
そうすれば、ものづくりに携わる人の間で、よりクリエイティブな発想が刺激され、そこで出てきた意外なアイディアから将来の大ヒット商品が生まれるのかもしれませんね。