先日読んだ本を紹介します。
この本の著者はジョセフ・シュガーマン氏。
全米屈指のセールスライターで、伝説のダイレクトマーケッターの呼び声も高いです。
この本は、とても有名です。
「ビジネスパーソンなら必ず読んでおきたい本」として紹介されることも多々あります。
実は、私はこの本をずいぶん前に購入していたのですが、なぜか読む気になれず本棚に置きっぱなし、最近になってようやく読みました。
実際に本書を全部読み終わった感想は、もっと早くに読んでいればよかった!でした。
面白すぎて、一度読み終わったそばから二度目を読み始めてしまったくらいです。
本書には、他人を動かすための心理トリガーが30個も紹介されています。
そのどれもが著者の実体験に基づいているもので、具体的な使用法も紹介されています。ストーリーもウィットに富んでいて、非常にわかりやすい。すぐにでも使ってみたくなるものばかりでした。
特に序盤の方のストーリーで、チョコレートアイスのホイップクリーム添えの値段が注文方法によって変わるというところは、そういう状況結構あるかもと思ってしまいました。
本の通りにしたらメルカリで売れ残っていた商品も売れた
せっかく実践的な本を読んだので、何か心理トリガーを使ってみようと考え、私の場合はメルカリで物を売るという場面で使うことにしました。
具体的には、私が10日程前に出品してから数件の閲覧記録はあるけれど、まだ売れていない(コメントもついていない)という商品について、その日中に売ろうと思い立ちました。
その商品に関しては閲覧記録はついているので、潜在的な需要はあるはずです。
なので、私がやることとしては、その出品物の魅力を伝えるだけです。
商品の説明欄の文章を変えることにしました。
私が用いたのは、本書で紹介されていた「限定」と「切迫感」というトリガーです。
これを本書の内容を参考にしながら、説明文書の中に入れて改変をしました。
すると、程なくして閲覧数が上がりました。
そうして、いいねの数が徐々に増えていき、説明文書を変えてから3時間ほどで商品が売れました。
商品に関してはもちろん嘘の情報は書いていません。ただ、顧客が買いたくなるような文章を考えて、それに変更しただけです。
それだけで何日も売れなかった商品が数時間で売れたのは衝撃でした。
私の中で、この本はすごい!となったのは言うまでもありません。
今後も繰り返し繰り返し大事に読んでいきたい本です。
おまけ
メルカリといえば、出品者と購入者との間で、コメント機能を使って交渉が行われたりします。値下げしてもらえませんか?とか、サイズ感や商品についている傷の具合など、品物に対する質問であることがほとんどです。
中には、コメントで不可解なやりとりが行われることもあります。
それを再現した動画を投稿している人を見つけました。
かなり面白かったので、リンクを貼って本日の記事の締めにします。