幼少期の苦い思い出
ここ数日の記事で、朝ごはんに目玉焼きを食べているという話を書きました。
それで、毎日食べるくらい卵料理が好きな私なのですが、幼少期の一時期だけ卵が食べられなくなったことがありました。
今日はそのことを思い出しながら書いてみようと思います。
幼稚園での出来事
話は数十年前、私が幼稚園の年中だった時まで遡ります。
当時通っていた幼稚園では、本館と別館みたいな感じで建物が二つに分かれていました。
本館の方が建物自体が大きく、年長組と年少組の教室がそちらにあります。
そして、別館の方に年中組の教室がある、という分け方をされていました。
それで別館の方では幼稚園で動物を飼っていました。
ウサギとかニワトリとかが、いたように覚えています。
エサの時間には園児が直接動物にあげたりできるようになっていました。
園のニワトリが卵を産んだ
それでですよ。
幼稚園で飼っているニワトリは卵を産むんです。
数羽飼っていたように記憶していますので、産むのはそのうちの1羽か2羽くらいだったような気がします。
で、ニワトリは卵を温めます。
そうすると、孵化してヒヨコが生まれます。
当然、園児には大人気で、抱っこしたりしてみんなで可愛がっていました。
卵が食べられなくなった、、
ここまで読んでくださった読者の方のお察しの通り、幼き日の私が卵を食べられなくなったのは、このことが原因です。
ヒヨコが卵から生まれるということを知ってしまったんですね。
それで、幼稚園のお昼に出るお弁当の中の卵焼きが食べられなくなってしまいました。
卵焼きと、園で飼っているヒヨコとが頭の中で結びついてしまったのです。
同じような園児が私の他にも何人かいて、数人はしばらくお弁当の時間に居残りすることになりました(今だと食べたくないものは残していいと変わってきていますが、当時はなぜかそれが許してもらえなかった)。
結局数口泣く泣く食べて残すということをしていたように思います。
幼稚園の先生が、ヒヨコが生まれる卵と、お弁当の卵は違うんだよということを説明してくれましたが、幼稚園児の私には理解ができるわけもなく、しばらくは辛い日々が続きました。
当時は、家でも卵料理が食べられなくなり、それまで朝ごはんのお気に入りだった卵かけご飯も、おにぎりに変わりました。
みんながオムライスを食べる中、自分だけチキンライスを食べる(ニワトリのお肉はなぜか大丈夫だった)ということをしていました。
再び食べられるようになった
それで、今は卵が食べられる(というか好物)ようになったのですが、それが何故だったのかは、あまり覚えていないのです。
確か、あのすぐ後に、園でニワトリを飼わなくなったのは覚えているのですが。
結構長いこと時間がかかったと思うのですが、多分、卵の原型のない料理、茶碗蒸しとかケーキとかから始めて、徐々に炒め物などに移行していったように思います。
ゆで卵や目玉焼きなんかは、克服できたのはかなり後の方です。
まとめ
ちょっとしたことがきっかけで、これまでなんでもなかったことが、急に普通じゃなくなるというのは結構起こることです。
特に食べ物というのは、最初は好きで食べすぎて、それで逆に嫌いになるという例もあるので、ダメなら一旦距離を取るという必要がありそうですね。