ハトブログ

このブログでは、日々の疑問や気になったニュースについて備忘録的に書いています。「暮らしに楽しさを」という言葉をモットーに綴っていきます

藤井五冠の話を聞いていて、単純接触効果は食べ物や飲み物でも起こるんだろうなと思った話

タイトルにあります、「単純接触効果」というのは、今や有名になりすぎた心理効果かもしれません。

 

この心理効果を「ザイオンス効果」という名称で覚えている方もいらっしゃることと思います。

 

この単純接触効果というのは、心理学の素人の私がざっくりと説明しますと、「はじめのうちは興味なかったものでも、何度も見たり聞いたりして複数回接触していると、そのうちに好意が芽生えたり興味が湧いてくる」という心理的な現象のことです。

 

これがよく用いられるのは、対人関係においてでして、一昔前のビジネス書や「仕事ができる人はここが違う」系の自己啓発本なんかではよく、営業テクニックとして、間隔をあけずに何度も連絡を取ることの重要性を説かれていたりしています。

 

また、恋愛テクニックの一つとしてもよく言われていまして、気になる人には長文を送るよりも短文でいいから連絡を取る頻度の方が大事なんだ!ということを恋愛マスターを名乗る人とかが、よく言ったりしていますね(書いていて思ったのですが恋愛マスターって何なのでしょうね)。

 

さて、前回の記事では、私が苦手だったきゅうりが食べられるようになったという話を書きましたが、まさにこれも単純接触効果が出ている気がします。

 

昔は苦手だからということで、きゅうりを避けていたのですが、きゅうりの良さを知ってから食べ始めるようになって、今やおいしいとすら思えるようになっています。

 

これも、以前よりもきゅうりを食する機会を増やしたおかげで、私の中できゅうりへの印象がよくなったのかもしれません。

 

そして、今日見たニュースで藤井五冠が20歳になってからお酒を飲んだという話をしていました。

news.yahoo.co.jp

 

20歳になってから飲んだ梅酒は美味しかったけど、日本酒の辛さにびっくりした、という内容です。

 

この話を見て、藤井五冠も20歳になられたのかという感想もあるのですが、それは置いておいて。

 

私自身、確かに20歳になってからお酒を初めて飲んだ時に、「まずい」というのが感想でした。

ちなみにその時はビールでした。

 

「こんな苦い液体を何で周りの人は美味しそうに飲んでいるのか」と思っていましたが、それも数ヶ月経ち、その間に何度も飲み会を経験するうちにいつの間にか、

 

「運動で汗を流した後はビールに限る!」と言うようになっていました。

 

むしろ、ビールを美味しく飲みたいから部活で運動をするみたいな感覚でいましたね。

 

それくらい、初めて飲んだ時とは180°違う印象になっていました。

 

この数ヶ月で味覚が変わったのでしょうか??

 

それも多少はあるのかもしれませんが、それよりもやはり何度もビールを飲んだということが、1番の理由ではないかと思います。

 

最初の印象では「苦い!」しか感じなかったのですが、何度か飲むうちに、喉越しのよさであったりとか、飲んだ時の爽快感、単純にアルコールによる高揚感などを経験するうちに、「ビール=苦い液体」から「ビール=運動後に飲むと美味しくて気分も上がる魔法の液体」に変わっていきました。

 

こういう風に、接触回数が増えることで、最初には気づかなかったそのものの良さというのがわかってくるのでしょうね。

 

なんか他にもありそうですね。

 

エガちゃん(江頭2:50)とか出川さんとか昔は嫌いな男ランキング上位だったのに、今は、若い世代の人にも人気のあるタレントとして活躍されているというようなこともありますし。

 

これも、昔はキャラクターとしての印象しかなかったのが、人間性の良いことのエピソードが語られるようになってきて世間からの印象が変わったということがありそうです。

 

この辺りは単純接触効果だけではないかもしれませんが、こういった慣れることによって最初の印象からの逆転現象というのは、日常生活でも探せばまだまだありそうだなと思いました。