今回は、最近読んだ本の紹介をします。
こちらの本です。
著者は、酒井レオさんです。
この本では、子どもの人生をお金に振り回されない人生にするために、「お金に強くなっておこう」「世界で活躍できるようにしよう」ということを主題にして、そのために家庭でできる子育ての工夫が紹介されています。
やりたいことをやって自由に生きるには、まずはお金の心配を取り除くことが必要です。そのためには、お金についてしっかり考えるクセを子供のうちから当たり前のようにしておくのが一番手っ取り早いです。
本書で言われる「子ども」の年齢としては、大体5歳から12歳くらいとのことで、この辺りの年齢から、お金についての感覚を養うことが必要であるということです。
具体的な内容は、本書をご覧いただきたいところですが、なるほどこういう教育を受けられたら、楽しみながらお金に振り回されない人生にできそうだなと思います。
私自身、幼い頃からお金の教育を受けた記憶はなく、進路を考えるにあたってお金について考えるということも残念ながらしてこなかったのです。
それで、実際に仕事を始めてみてその対価としてお金を受け取るようになって、初めてお金を稼ぐことの大変さを実感することになります。
もちろん、いくつになってもそこからでも勉強していけばいいとは思うのですが、やはりそれでは遅いなと感じてしまいます。
その辺りのことを子供時代にもっと知っていれば、意識できていれば、選んだ行動はまた大きく違ったのかもしれません。
自分の子どもに余計な苦労をさせたくないというのは、親なら誰しも考えることだと思います。
年齢的に親世代となった今の私としては、自分が受けてこなくて後悔している、こういった教育を次の世代の為にしていけたらと思わずにいられません。
そのために今からでも勉強をしようと思わせてくれる本でした。
子育て世代の人で、子どもにマネーリテラシーを身につけさせたいという人には、おすすめの本と言えます。