先日読んだ本を紹介します。
著者は、精神科医の樺沢紫苑さん。先日、当ブログで紹介した「インプット大全」の著者でもあります。
日々の行動で、習慣に取り入れるとメンタル面が改善され、認知機能が上がり、そのため生産性という面でも向上が見込めるというものについて紹介されています。
本書で紹介されている行動自体は、運動や朝散歩、コーヒーの飲み方など過去の樺沢氏の著作で推奨されているものが多く、過去作の読者やYouTubeチャンネル登録者にとっては、復習がてら確認するのにまとまっていていいです。
また、こちらの本の特徴として、前半部分はほぼイラストを中心に、取り入れるべき習慣についてざっと紹介されています。
後半部分で、前半で紹介した習慣についての科学的説明がなされています。
そういう構成になっています。
この構成のいいところは、多くの人にとってわかりやすいのと同時に、現在メンタル面で疲れている人にとっても読みやすいというところです。
精神的に疲れている人は(あるいはメンタルが安定していても仕事終わりとかでヘトヘトになっている場合でも)、細かい文字を目で追うということ自体が、非常に辛くなっている場合があると思います。
そういう人であっても、前半部分のイラストを追うだけで、この本のエッセンスを理解することができるというのは、これまでにありそうでなかった配慮だと言えます。
そのため、氏の著作を初めて読むという読者にもとっつきやすいと言えます。
個人的には、本書で説明されていた、1日の時間帯ごとに仕事の仕方を変える方法というのは、参考にしてみようと思いました。
前半部分だけでもさっと読めるということもあり、書店にてぜひ手にとっていただきたい本と言えます。