瞑想の習慣
数年前から、「マインドフルネス」という言葉を聞くようになりました。
また、優秀なビジネスマンには瞑想の習慣があります、というのをビジネス雑誌の特集なんかでよく見かけます。
自己啓発系の本でも、メンタルを整える方法として必ずといっていいほどその筆頭に挙がるのが瞑想です。
これまで私は何度か瞑想を習慣にしようと挑戦してきたのですが、その場でじっとして呼吸に集中するというのが、なんか上手くいかなかったのです。
どうも気が散ってしまうんですね。
それで、最近まで瞑想のことを忘れていたのですが、この前寝る前になんとなくやってみようという気になり、今回はあまり形式に囚われずにやってみることにしました。
そうすると、たかだか10分くらいの瞑想だったのですが、終えてから頭が非常にスッキリしたことがわかりました。
そして、そのまま就寝したのですが、心なしか翌朝の寝覚めが良かったです。
いつもよりも疲れが取れている感じがしました。
それから、あまり形式に囚われない瞑想というのを習慣の一つとして始めることにしています。
これまであまり上手くいかなかったのは、どうやら呼吸の秒数とかに意識がいきすぎていて、リラックスするどころか逆にじっとしていることをストレスに感じていたようです。
私の場合、形に囚われずに静かに目を瞑って自然に呼吸をする、というのが今のところベストなようです。
瞑想の効果
今のところ瞑想によって私に起きた変化というのはいくつかあります。
・頭がスッキリする
・イライラが減った
・直感力が上がった?
こんな感じです。
まず、瞑想によってその後の頭がスッキリするということは先ほども書いた通りです。
意外と自分の頭が疲れていたのだなということが、瞑想をすればわかるくらいには、リラックス効果があります。
そして、原理はよくわからないのですが、細かいことに対するイライラも幾分減った気がします。
なんとなく、瞑想によって思考がシンプルになったからかなと思うのですが、これまで気になっていたことがどうでも良くなったという感じです。
ストレス対策として、瞑想が機能しているようです。
そして、直感力が上がったのかもというのも感じたことでした。
夢を覚えているようになった
寝る前に瞑想をしてから寝ると、翌朝、寝ている間に見た夢を結構な頻度で覚えているようになりました。
これまでは、何か夢を見ていたなと思っても起きたらすぐに忘れてしまっていました。
就寝前の瞑想の習慣を始めてから、
自分がカラーで夢を見ていること(白黒で見ている人もいるようです)、夢の中での自分自身の触覚、嗅覚、感じた気分なども朝起きてから覚えていることに気づきました。
それがどう役に立つのかはよくわからないのですが、この前こんなことがありました。
ある日の夢の中で、玄関のドアを誰かが叩いていて、覗き穴から見ると知らない見た目が怖い人たちがいました。
家には家族がいたので、自分が守らねばと思いつつ、それを怖く思っているところで目が覚めました。
普段あまり見ない悪夢のようなものです。ちょっと気持ち悪いなと思いながら起床したのを覚えています。
翌日は起きてから自宅で仕事をしていました。
そして、午後になってふと異変に気づきました。
心なしか部屋が煙臭いのです。
最初は、誰か近所の人が焼肉でもしているのかなと思い気にしていなかったのですが、だんだんと近所が騒がしくなってきました。
消防車のサイレンの音が聞こえてきて、近所でずっと鳴っています。
その段になって、窓の外を見ると、通りを挟んで斜向かいの家からモウモウと煙が出ているのが見えました。
火事でした。
結局、その家にも周辺の家にも大した被害は出ずに鎮火されたので安心したのですが、消防の方が貼った立ち入り禁止エリアを示す黄色のテープの内側にうちも入っていたので、身の危険があったということになりましょう。
普段起こらないような身の危険を感じる出来事が起きる前に悪夢を見ていたので、大地震の前に野生動物が逃げ出すかの如く、本能的に知らせることもあるのだなと思いました。
寝る前の瞑想によって直感力が上がったのかもと思うような出来事でした。
このままの調子で、宝くじの当選番号とか夢で見るようにならないかなと思うくらいには煩悩にまみれており、瞑想で悟りを開こうとかは全く思っていません。
今くらいのスタンスで瞑想を続けていければなと思っております。